保守開発におけるトラブル対策の考え方

コース概要

業務プロセスの多くが既にIT化されている現在、IT技術者の仕事は、まったくの新規開発という作業よりも、既存システムの修正や改良といった、いわゆる保守開発に関わる作業の方が多くなっています。保守開発は、新規開発とはまた違った難しさがあり、それに起因したトラブルも多く報告されているのですが、保守開発プロセスの改革が後手に回ってしまっている企業は少なくありません。
本セミナーは、保守開発段階で実施すべきトラブル対策のポイントを学習するコースです。保守開発改革を進めていく上で留意すべきポイントを、講師による解説とグループ演習を通して理解することができます。

到達目標

1. 保守開発段階で実施すべきトラブル対策の考え方が説明できる。
2. 保守開発プロセス改革における先進企業の取り組み状況が説明できる。
3. 保守開発プロセスの改革ポイントが提言できる。

対象者

  • プロジェクトマネージャ
  • システム開発担当者
  • IT品質管理担当者

プログラム

時 間 コース内容
9:30 ~ 12:00 ☆オリエンテーション 

 
1.今なぜ保守開発のトラブル対策なのか

(1)我が国の保守開発の現状

(2)新規開発との違い

(3)保守開発が抱える課題

(4)保守開発プロセス改革の必要性

 

2.保守開発マネジメント概論

(1)保守開発に関連するガイドライン

(2)4つの保守タイプ

(3)ソフトウェアの品質モデル

(4)トラブル防止に向けた取り組み

12:00 ~ 13:00 昼食休憩
13:00 ~ 16:30 3.保守開発プロセスの改革提言

(1)保守開発改革の推進体制

(2)保守開発の見える化

(3)原因の多くは「時間がなかった」

(4)開発環境とテスト環境の再整備

(5)保守開発マネジメントの強化ポイント

 

★演習問題1:保守開発ツールの品評会

 

4.保守開発トラブルのマネジメント

(1)トラブル関連情報の収集

(2)トラブル原因の傾向分析

(3)ヒューマンファクタ分析の応用

 

★演習問題2:保守開発トラブルの事例研究

 

☆まとめ

スライド

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