トラブルを予防する調達要求分析

コース概要

情報システムの導入は非常に重要な投資案件であるにも関わらず、完成したシステムの処理能力が不足していたり、当初の予算を大幅に超過してしまったりなど、多くの失敗事例が報告されています。これらの中には調達要求分析の不備が原因と思われるケースも少なくありません。
本セミナーは、調達段階から実施するプロアクティブなトラブル対策を学習するコースです。調達要求分析をレベルアップさせるポイントと、要求を的確に伝えるRFP(提案依頼書)の書き方を、講師による解説とケーススタディ演習を通して理解することができます。

到達目標

1. 上流工程で実施すべきシステムトラブル対策の考え方が説明できる。
2. システムトラブル対策のおける先進企業の取り組み状況が説明できる。
3. リスクを低減したIT調達が実施できる。

対象者

  • IT調達担当者
  • システムアナリスト
  • プロジェクトマネージャ
  • システム設計担当者
  • セールスエンジニア
  • IT品質管理担当者

プログラム

第1日目

時 間 コース内容
9:30 ~ 12:00

☆オリエンテーション

 

1.今なぜ調達要求分析なのか

(1)IT調達が抱える課題

(2)調達トラブル事例研究

(3)調達要求分析の重要性

12:00 ~ 13:00 昼食休憩
13:00 ~ 16:30

2.調達リスクマネジメント概論

(1)トラブル防止に向けた取り組み

(2)IT調達ガイドライン

 

3.プロアクティブなトラブル対策

(1)調達段階で識別すべきリスク

(2)プロアクティブな具体的施策

(3)V字型開発モデルの上流改革

(4)要求仕様書の品質特性

 

★演習問題1:非機能要件チェックリストの作成

 

 

第2日目

時 間 コース内容
9:30 ~ 12:00

☆モーニングレクチャー

 

4.要求を的確に伝える提案依頼書

(1)要求を正しく伝えるための工夫

(2)RFPに記載する4つの要求

(3)RFPの基本構成

(4)提案書の評価

12:00 ~ 13:00 昼食休憩
13:00 ~ 16:30

★演習問題2:新システム導入に関する提案依頼書

 

5.信頼性を向上させるIT契約書

(1)IT契約が抱える課題

(2)IT業界の取引形態

(3)IT基本モデル契約書

(4)サービスレベル契約

 

☆まとめ

スライド

セミナーで使用しているスライドの一部です。画像をクリックすると拡大表示します。



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